キリンリキのしっぽのアレが考える

キリンリキのしっぽのアレが考える

ようこそ! キリンリキのしっぽには小さな脳がありますが、そんな不思議なしっぽが一生懸命に何かを考えている…そのような眼差しで見て頂ければ幸いです

本当に欲しい物って… ストーカー(1979・ソ連)を観て

 

ストーカー [Blu-ray]

惑星ソラリスで有名なアンドレイ・タルコフスキー監督の「ストーカー」を観て「自分の本当に欲しい物って何だろう」と疑問に思いました。

 

※ネタバレ注意

 

 

 

「ストーカー」は1979年に公開されたソ連映画で、原因は不明だが、隕石が落ちた?ことによって不思議な現象が起きるという「ゾーン」が発生します。「ゾーン」では願いが叶う部屋があると噂され、命を顧みず「ゾーン」に侵入するストーカー(ハンターの意)が後を絶ちません。主人公は妻と足の不自由な娘を持つゾーンへの案内人で、人生に絶望しかけている点も、この映画の大きなポイントとなっています。

 

ゾーンは人里離れた廃墟のような場所にあって、警備が厳重にされています。不法に侵入する者には容赦なく発砲してくるので、ゾーンがどれほど脅威で政府に恐れられているのかが分かります。実際にゾーンに住んでいた住人の多くが犠牲となっているのです。

 

ゾーンでは、人間の深層心理の奥深くで欲しいと思っている「もの」を手にすることができます。

例えば、死んだ弟を生き返えらせてほしいと願っても、心の奥底で「大金が欲しい」と願っていれば、大金が優先されて願いが叶うというものです。

 

だからゾーンに辿り着いたストーカーたちは自分の「欲」に絶望するのです。

 

 

映画「ストーカー」を観るたびに「自分の本当に欲しいものとは何か」を考えて恐ろしくなります。

 

「自分のことは、自分が一番わかるはずでしょ!」と言う方がいますが、心の奥底は本人でも覗けませんし、

○○が一番大切だ!と強く公言しても、本当は嘘で、何が最も大切なのかは誰にも分からないことに恐怖を感じますね。

 

そんな心の奥底を簡単に現実としてしまうゾーンの力。もし現実世界でゾーンが出現したのなら、自分なら関わりたくはありません。

 

自分の本性に気づいた時に、部屋に辿り着いた人と同じい末路になりそうです