キリンリキのしっぽのアレが考える

クール・ランニング (1993)

f:id:kiitosgirafarig:20171214164526j:plain引用 ©Disney  「クール・ランニング」DVDより

【タイトル】クール・ランニング

【監督】ジョン・タートルトーブ

【関連ワード】

1988年 カルガリーオリンピック ボブスレー

ジャマイカ 冬季オリンピック 実話

 

※ネタバレあり

 

【あらすじ】

夏季オリンピック100m走の有力選手だったデリースは、偉大な父親のようにオリンピックに出場すべく選考会に臨む。しかし、隣を走るジュニアが転倒したことで、デリースと強面のユルが巻き込まれてしまい失格となる。

オリンピック出場をどうしても諦められないデリースは、五輪委員会の壁に飾られた写真を見つける。そこには当時の自分の父親と、ボブスレー種目で金メダルを獲得したアメリカ人が映っていた。現在そのアメリカ人はこの町に住んでいるらしく、デリースはボブスレーでオリンピックに出場することを思いつき、アメリカ人にコーチ頼みに行くが…

 

 

【感想】

南国のジャマイカ ボブスレーチームが1988年に開催された冬季カルガリーオリンピックに出場した実話を、少しのフィクションを混ぜながら描く「クール・ランニング

ジャマイカのボブスレーチームは有名で、冬季五輪開会式でジャマイカの選手団が入場するといつも会場から大歓声が起こります。

 

100m走の有力選手3人とプッシュカート(手押し車レース)の名手でデリースの親友、サンカの4人が、元ボブスレーの五輪選手で不正により金メダルをはく奪された過去を持つアービング・ブリッツァーをコーチとしカルガリーを目指します。

 

南国のジャマイカと冬季五輪のミスマッチがユニークに描かれ、アスリート3人と素人1人、飲んだくれで怠惰な生活を送る元金メダリストのコーチという組み合わせが素晴らしい。

 

最初はカートを上手く走らせることができず、本物のソリも購入できない所からのスタート。

カルガリーの寒さになれるために、アイスキャンディー販売車の冷蔵庫に入ったり、資金を集めるために腕相撲大会を開いたりと、ジャマイカらしく明るく元気、前向きなシーンが多い。

けれど、しっかり登場人物の人間模様を掘り下げる描写も存在します。気弱で父親の言いなりだったジュニアが、五輪出場を仲間たちと目指す中で成長する姿は感動するし、主人公のデリースが五輪に出場するための手段としてボブスレーをしますが、スイスチームに憧れを抱いたり、次第にボブスレーの魅力に気づいてく様子も良い。

 

五輪出場には様々な障害があって、コーチに恨みを持つ委員会が理不尽な失格を言い渡など、困難を乗り越えてメンバーの絆が深まるシーンに心が温まる

アメリカの練習用ソリを安価で購入して練習する、会場では散々馬鹿にされ、笑われながらもタイムを伸ばしていくジャマイカチーム。

 

デリースがスイスを模範としたボブスレーを実践して失敗した時、親友のサンカが「俺たちはジャマイカ人、だから俺たちのボブスレーをしよう!」と発言したことがキッカケで、ジャマイカらしく明るく元気なボブスレースタイルを見つけるプロットは、ありきたりながらも、「そうそう! これこれ!!」と王道の面白さが魅力なのです。

 

馬鹿にされていたジャマイカチームの活躍に感化され、次第に周囲もジャマイカチームを応援する姿も印象的。

全体的にコメディタッチで描かれた作品だけど、笑いアリ・感動アリの物語は、子供から大人、家族、カップル誰でも楽しめるでしょう。

ジミークリフの主題歌「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」も名曲ですね

 

f:id:kiitosgirafarig:20171214172625j:plain引用 ©Disney  「クール・ランニング」DVDより

冬季五輪はジャマイカのボブスレーチームのように、雪と冬にミスマッチな国が稀に出場しますよね。

そんな出場国を見ると「クール・ランニング」を思い出して応援したくなります。

 

冬季五輪シーズンになると無性に観たくなる映画で、観るとホットな気持ちなれるでしょう!

 

スポーツ映画の名作!!