キリンリキのしっぽのアレが考える

キリンリキのしっぽのアレが考える

ようこそ! キリンリキのしっぽには小さな脳がありますが、そんな不思議なしっぽが一生懸命に何かを考えている…そのような眼差しで見て頂ければ幸いです

七人の侍はトップに立つ人間にこそ観てほしいです 

 

 

七人の侍 [DVD]

 

 

 

 

七人の侍」は評価され尽くした名作ですよね。

 

字幕を付けないと何を話しているのか分かりづらいですが、

200分を超える長編にも関わらず、これほど完成された作品は少ないのでは

 

戦国時代を舞台にした物語は、野武士から農民たちを守るために立ち上がった7人の侍を中心に、野武士vs7人と農民たちの攻防が描かれています。

 

私は登場する7人の侍がみんな好きですが、その中でも

名優 志村喬さんが演じる「島田勘兵衛」が大好きです。

 

島田勘兵衛は農民と侍たちをまとめるリーダー的ポジションの侍で、

野武士との一戦以前にも、多くの戦に参加しては敗れるなど、老兵のように達観した考えを持っています。

 

「もう戦にはあきた」と野武士に怯える農民たちの「村を守ってくれ」という頼みも断ります。

しかし、島田勘兵衛は農民たちの必死の頼みに応えようと行動するのです。

 

農民たちを救うための侍集めも、確かな目で侍を選別する姿

まだ戦の経験が乏しい勝四郎を「まだまだ子供だ」と言いつつ、本当は死ぬかもしれない戦いに巻き込みたくない思いから、連れていこうとしませんでした。

 

一度は誘いを断った寡黙で凄腕の侍「久蔵」も、勘兵衛の考え方や、生き方さえも残酷に変えてしまう戦の恐ろしさを耳にしたことで、仲間になるキッカケを作り、

名優 三船敏郎が演じる愛されキャラ「菊千代」も、勘兵衛がトリガーとなって野武士と共に戦う仲間になります。

七人の侍 [Blu-ray]

七人の侍の一人 菊千代

 

浪人の郎兵衛も勘兵衛の人柄に惚れこんで、利益が見込めない野武士との戦いに参加しますし、

現代でも通じる「トップに立つ人間はこうであってほしい」の理想形を勘兵衛から感じるのです。

 

 

農民が自分勝手な行動をしようとしても、

「それは許さない」と刀を抜いて、しっかり信念ある言葉で諭す姿が素晴らしい。

 

また戦略家で今ある土地や武器、人員をやりくりしながら野武士に勝とうとします。

勝四郎のような戦経験が乏しい新人にも、一緒に行動することで戦略を分からせようとするし、厳しい戦の中で人材の育成も行っているのです

 

これは企業と照らし合わせると、

 

◆必要なことにコストをかける

◆人員の能力を最大限に発揮できるよう、最適な仕事を与える

◆チームワークの構築

◆野武士(対抗企業やサービスを利用する顧客)の分析

◆改善点を明確にして、さらに改善していく

◆人材の育成

 

など「七人の侍」では、管理職を含めて上に立つ人間に必要な要素がリーダーの勘兵衛を中心に描き出されていると感じます。

 

しかも勘兵衛は老兵で経験が豊富。一歩引いたところで物事を捉える気遣いもできます。

 

例えば、分からないことを上司に質問した場合

そんなこと自分で考えろ!」と言われれば部下の信頼を失います

 

勘兵衛自身は非常に強い侍ですが、何か意見を述べる場合も説得力がありますし、優れた力と頭脳によって本当に頼りになる存在なのです。

 

身分が違う農民の意見も積極的に聞く姿勢、

時には人情によって個性派揃いの侍たちも纏め上げる能力は私たちも見習うべきですね!

 

「勘兵衛のようなリーダーがいてくれたら…」と映画を観るたびに思います