キリンリキのしっぽのアレが考える

キリンリキのしっぽのアレが考える

ようこそ! キリンリキのしっぽには小さな脳がありますが、そんな不思議なしっぽが一生懸命に何かを考えている…そのような眼差しで見て頂ければ幸いです

BGMにも注目してほしいです 望月智充監督作品など…

 

私は以前、キャラクターやストーリーはもちろんですが、雰囲気や劇中BGMから作品を好きになることが多かったです。中にはOPやEDだけ聴くために視聴していた作品もあります。それほど私にとって雰囲気とBGMが作品の良し悪しを決める重要な要素なのです。

 

よく「雰囲気アニメ」と呼ばれる作品がありますが、そういった評価がされる作品から感じる「雰囲気」ではなくて…。観ていると退屈だけど何かに訴えてくる作品や、眠くなるほど静かな演出だけど、物語と制作側に信念のような気持ちを感じる。そんなアニメが本当に偶にですが存在するのです。

 

個人的にそのようなアニメは絶滅寸前だと感じています。

商業的にも知名度的にも他作品には敵わないし、多くの視聴者を惹きつける露出も少ない。現在の流行とも違ければ覇権アニメにも絶対になれないと思います。しかしながら他作品とはベクトルが違えど静かな演出とBGMに能力値を全ぶりしたような唯一無二の魅力を放つ作品もあります。

 

「雰囲気アニメ」でもなければ「人気作品」でもない。だけどBGMを含めて素晴らしいと感じる作品を作る。個人的にですが、そんなアニメーション監督が、一人います。

 

望月智充」監督の名前は、スタジオジブリ海がきこえる」で聞いたよ! という方がいらっしゃると思います。

望月監督が担当した作品は劇中BGMが素晴らしく、また、非常に静かで風の静かになびいたり、雨音がぽつぽつ、と自然の音がよく響くような演出も特徴的。

 

セラフィムコール

ふたつのスピカ

絶対少年

しにがみのバラッド。

 

など、「何だか好みの作品だなぁ」と思って調べると望月監督が関わる作品だったり、「この監督だから視聴しよう」と考えずとも望月監督の作品を視聴していたという…面白い現象も起こりました。

 

セラフィムコール」では、現在視聴しても珍しい様々な実験的演出が描かれます。

また、とにかく劇中歌を含めたBGMが良い感じなんですね。

 

1998年に放映された「プリンセスナイン 如月女子高野球部」は、女子校生が甲子園を目指す熱血スポコンアニメ。

この作品はとにかく熱量が凄まじいく、恋愛ありシリアスあり…尻切れトンボで物語は終了してしまうけど、面白い面白くないは別としてこの熱量を感じるだけで価値はある作品。個人的には名作スポーツアニメとして「大正野球娘。」と一緒に選びたい。

ポーランドの著名な楽団「ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団」も関わるOP曲「プリンセスナイン」がとにかくかっこいい! 是非、聴いてほしい曲ですね。

 

ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は他に「天空のエスカフローネ」や「マクロスF」など、多くのアニメ作品に関わっています。

 

 

プリンセスナインとは真逆の作風ですが、2005年に制作された「絶対少年」も特徴的な作品です。

 

正体不明の物体「マテリアルフェアリー」を中心に少年たちのジュブナイルが描かています。非常に物静かな作品で登場人物の殆どがローテンション。そして七瀬光さんが担当する音楽がとにかく良い。

CooRieさんが歌うOP「光のシルエット」と伊藤真澄さんのED曲「少年ハミング」も素晴らしい名曲で、作品の内容がBGMによってより格式高いものとなっている気がする。「望月監督はBGMから物語の構成を考えたのかな…」と思えたほど。

 

内容よりもBGMに比重をおくように感じたアニメ監督は、望月監督の他に「NOIR」や「.hack//SING」を手掛けた「真下耕一」さんがいます。

 

 

望月監督と真下監督の作品を観るとBGMが内容を凌駕している場面も存在します。

内容も素晴らしいけど「BGM>内容」のアニメを作る珍しい監督でもあるわけですね。

 

サウンドトラックだけでもお腹がいっぱいになりますし、作品に興味が全くない方でも本編を垂れ流すだけで作業BGMにすることができます。

 

私のように音楽を聴いてアニメに興味を持つ方はきっといるでしょう。それほどBGMは作品の質を向上させてくれる重要なものと感じています。

 

ですから、お気に入りである作品のBGMをじっくり聴くことで作品の世界観が広がるかもしれません。