キリンリキのしっぽのアレが考える

イキグサレ 一般的な「残酷」とは違う スーパーZ指定ガール

 

ガールズポップグループ「イキグサレ」

 

人類には早すぎると言われたMMD?を用いたネットアイドル

見た目や雰囲気から敬遠してしまう人も存在しますが、彼女たちの立ち振る舞いと歌、PVを視聴すればきっと考えが変わるはず。

 

 

 

それで… 約1年以上の間、新作MVの発表がなかったイキグサレ。

作者の山本さんも色々と忙しかったみたいで、創作活動がままならない様子でした。心配していましたが、2018年2月21日に「ミニライブ2」という新作PVが発表されましたね。

 

※場合によって残酷な歌詞が存在し、気分を損なう恐れがありますので注意が必要です。

引用 山本生一郎 - YouTube イキグサレ公式より

公式HP イキグサレ ミニライブ2

 

カントリー風なメロディーと、カウボーイ・ガールが出てきそうな酒場に過去のPVに登場した魑魅魍魎たちがイキグサレの音楽を楽しんでいるようなPV

最初から物騒で直球な歌詞に驚きますが、他の歌に感じる「理不尽な人間に対しての鉄槌」と「そんな理不尽で地獄に落ちるべき人間たちを徹底的に懲らしめる」歌詞は初めて視聴する人にとって「うわぁ…」と感じてしまうでしょう。

 

ただし、イキグサレで「残酷である」と言われる内容をみると、「理不尽なことをされた当事者が、犯人をこれでもかとズタズタにする」といった被害者側の目線で歌詞が書かれていることが多いのです。

 

例えば、血しぶきが飛びちるような、何も罪の無い人間を理不尽で強制的に残虐な目に合わせる。そして死ぬことよりも恐ろしい行為を平気でされるなど、徹底的に救いがなくて私たちが人間であることを躊躇するほどの残虐行為が一般から言われる「残酷」ではないでしょうか。

 

 

しかしながらイキグサレは、上で言ったように被害者側が理不尽な目に会いそうになって「だったら実力行使で対抗しようではないか」といっそ清々しいほどの自己防衛があるわけですね。

 

私はそんなイキグサレの曲を「キャリー的」と勝手に呼んでいます。

 

キャリーは1976年に公開された映画で原作はスティーヴン・キング

貞操観念を含めて狂信的な母親に育てられたキャリーは、クラスメイトから毎日のようにイジメられ生きる目的を見失いかける。しかし素敵な男性に出会って少しづつ希望を感じるようになるが、クラスメイトたちからの残虐な嫌がらせによってキャリーの怒りは頂点に達し、怒りで覚醒した超能力を使って周囲の人間をあやめ続ける物語。

 

キャリー自身を理解してくれる男性の行為にも気づけず、「私を分かってくれる」・「必要としてくれる人間はいない」と絶望的で救いのない終焉を迎えます。

 

イキグサレはキャリーをもっと明るくした感じの雰囲気があると思うのです。

残酷に明るいも何もない気がしますが、理不尽な人間を懲らしめる歌詞は間接的ですし、

加害者の行為によって理不尽な目に合う被害者、そんな被害者によって残酷な目に合う加害者。どちらが残虐非道なのかという深いテーマも存在すると思えました。

 

キャリー的な歌を紹介すると

 

スーパーZ指定ガール」

引用 山本生一郎 - YouTube イキグサレ公式より

公式HP イキグサレ

 

スーパーZ指定ガール」は同級生の男の子に襲われそうになったからあやめる。その同級生の彼女と妹、さらにはその両親をあやめる。そこからタヒの連鎖が広がっていきます。

警察官やアレな人、米〇基地の軍人、ゾンビの大群、地球を侵略しにきた宇宙人など、その都度で武器を入手しつつ目に入る「理不尽の対象」をたった一人であやめていく。

同級生男子による理不尽な行為がトリガーとなり、キャリー的な残虐行為が繰り広げされていくんですね。

 

「結局わたしの行きつく先は地獄みたい」という歌詞が状況の凄まじさを物語っており、残虐な行為をする人間に対する怒りのようなものも感じます。

 

 

私は残酷な表現のある作品が大の苦手です。作品タイトルを口にするのはもちろん、好んで視聴しようともしない。残酷を売りにする作品はたかがしれているし、残虐行為の見世物という印象が否めないから。

「綺麗事だね」と思われていいから救いのある作品にふれたい。

 

しかしながら不思議とイキグサレには「優しさ」だったり「希望や救い」を感じます。

周囲の魑魅魍魎たちは見た目がアレだけど害はなさそうだし、慣れるとゆるきゃらみたいで可愛いw

そしてイキグサレの3人。彼女たちも見た目で敬遠されてしまう要素がありますが、個性として捉えたら彼女たちの魅力に気づけるはず。

 

イキグサレはガールポップグループとして、PVのカメラワークと演出含めて一種のフィクション映画なんですね。

だからフィクション的な空間で3人と魑魅魍魎たちが楽しく踊っている雰囲気を感じ、撮影が終われば「今日は何処でご飯を食べようか!」と平和で仲の良さも容易に想像できるのです。3人が曲の最後にするお辞儀も実は重要で、どんなに歌詞が酷でもお辞儀によって気分よく視聴できます。

 

だからイキグサレを「残酷である」と簡単な一言で評価できません。

たしかに残酷な歌詞が多くて積極的に他者へ勧めることはできない。でも多くの方に知ってもらいたいネットアイドルでもあります。

 

引用 山本生一郎 - YouTube イキグサレ公式より 「ステキな呪文」

公式HP イキグサレ