キリンリキのしっぽのアレが考える

チャップリンVSキートンをBSで観ました

 

たまたま気晴らしに、番組表を閲覧していた所、〝チャップリンVSキートン〟という番組が目に入り、急いで番組を予約・視聴いたしました。

 

バスター・キートンの映画は「キートンの探偵学入門」で知って、どんなに激しいスタントをこなしても無表情で、現在視聴しても新しいトリックや人々を楽しめる要素を感じずにはいられません。

 

一方で、世界で最も有名な喜劇王であるチャップリンですが、私は映画が好きと言いながらも、チャップリンが撮った作品を視聴したことがありません。

「街の灯」やキートンと唯一共演した「ライムライト」に興味はあるので、時間が出来れば視聴したいと思っております。映画をこよなく愛する方々からすれば、やはりチャップリンの映画は特別で、映画史を語る上で重要な人物ではないでしょうかね。

 

さて、BS世界のドキュメンタリー喜劇王対決 チャップリン VS キートン」は、2017年の放送された番組らしく、私はキートン目当てで視聴しました。

視聴した結果、キートンの偉大さはもちろんなのですが、チャップリンの映画に対する考えや人々を楽しませようと何度もシーンを撮り続ける姿勢、情熱に頭が下がり、素晴らしいく偉大な人物であると認識いたしました。

 

チャップリンのキャラクターは世界の誰が見ても「チャップリンだ!」と分かりやすいんですね。キャラが確立されていますから、チャップリンが出て来ただけで大人から子供まで笑顔にできる。または「何か面白いことをしてくれる」といった安心感も生まれる。

 

キートンに関しては、ドキュメンタリー内で

キートンの体はロケットであって、物凄い勢いで発射されます」と評した方がいましたが、本当にその通りなので笑ってしまった。

 

彼は危険なスタントを軽快にこなし、現代でも見劣りしないトリッキーな仕掛けも満載なんですね。だから「このシーンはどうやって撮影したの?」というシーンがたくさん存在する。

転んでも何事もなかったかのようにスッと立ち上がり、身のこなしも爽やかで軽い。

だから実写ながらもアニメーションを見ているような感じで、本当に驚かされます。

 

 

チャップリンキートンの共通点は「素晴らしい作品を作ろうとする」ところではないでしょうか。

それを目指すのは簡単なようで困難であり、周囲の環境変化も大きく関わってくると思うからです。

 

両者のどちらが優れた喜劇王なのか…。そのような論争が起こった時代があって、様々な議論や今でいう所の「対立煽り」も頻繁に起こったそうです。

 

しかし、そんなことは両者にとってどうでも良く、観衆や自分の撮った映画を楽しんでもらおうとしていただけなのかもしれません。

 

もう第一線の人気がなくなっていたキートンチャップリンがライムライトで起用した理由も、より良い作品を撮りたかったチャップリンの考えがあって、決してキートンに情けをかけたわけではありません。

チャップリンをはじめ、何かのパイオニアや素晴らしい歴史を自ら築いた人間というのは、例え同業者でありライバルとなる人物さえも認めて、共に歩もうとするから素晴らしいのです。

 

チャップリンキートンの作品は現在でも研究がされています。

また、両者の作品は時代を超越して人々を笑顔にさせる魅力がある。

 

だから2人はとてつもなく偉大であり、これからも「あーでもない、こーでもない」と語り継がれるけれど、最後は映画を通じて国籍や世代関係なく、世界中の人々を笑顔にしていくと思います。

 

それがどれだけ素晴らしいことか…時々わすれてしまうけど、ドキュメンタリーを視聴して改めて認識することが出来ましたね