キリンリキのしっぽのアレが考える

宮河家の空腹 (2013)

「宮河家の空腹」限定版 [Blu-ray]

 

※ネタバレあり注意

 

宮河家の空腹は「らき☆すた」のスピンオフアニメです。

こなた や 柊姉妹が少しだけ本編に登場しますが、らきすたに登場する こなた たちが人生の勝ち組、本作に登場する宮河家は「負け組」ということがOP・ED曲から表現されています。

 

小学4年生の「宮河ひかげ」と、社会人の姉「宮河ひなた」、宮河姉妹が本作の主人公。

姉妹はボロアパートに2人暮らし。

貧乏ながらも健気に生きる ひかげ と、同人誌やゲームなどオタク趣味を突き進む姉ひなた の日常生活がテーマです。

 

 

世の中には『勝ち組』と呼ばれる人間もいれば「負け組」に属する人間もいます。

傍から見たら、勝ち組の人たちの人生が二次創作で表現される事が多い。大きい家に住んで家族みんなで美味しいご飯を食べる。

そんな当然のように見える表現からも、人生の勝ち組を感じられて、羨ましいと思うのです。

 

ですが、お金が無いから心が貧しいとは限らない。

宮河姉妹が (特に宮河ひかげ) が、貧乏の原因でもある駄目姉「宮河ひなた」を大切な存在と思っているシーンや、ひかげのクラスメイトや教師との接し方をみても、らきすた本編同様の人間関係における豊かさを感じました。

 

 

作品の評価をみると、特に姉の「宮河ひなた」に対しての酷評が目立ちます。

確かに、ひかげが家計を気遣って修学旅行の旅費が書かれたプリントをゴミ箱に捨てるシーンは非常に辛い。

小学4年生にも関わらず、大金獲得を夢見て宝くじを購入する行為や、家計を気にして悩んでしまったりと…。姉を酷評してしまう気持ちは分かるんです。

 

しかし、ひなたは宮河家の大黒柱としてアルバイトを頑張っている。しかも原作では複数のアルバイトを掛け持ちしてるらしく、あのように見えて懸命に生きているんだと思うんです。 

同人誌やゲームだって、似た趣味を持つ人間からすれば直ぐに辞められる趣味ではないことが分かる…。ひかげちゃんが不憫と思いながらも分かってしまうのですorz

 

 

本作の楽しみかたとして、そのような姉妹の貧乏生活とダメ姉を大切に思う ひかげ の健気さ。らきすた本編と対になる貧乏生活が姉妹愛を通じて描かれている点、ではないでしょうか。

 

宮河姉妹は貧乏ですが、生活の質・人間関係の豊かさは、こなたたちと同じ。

アニメや漫画で描かれることが少ない貧乏生活、心の豊かさを本作から感じられた気がしますね。

  

らき☆すたと一緒に観れば、さらに楽しめるでしょう。