キリンリキのしっぽのアレが考える

大室家

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スピンオフ作品は好みが分かれますし、本編を知らないと楽しめないのでは? と考えて敬遠されてしまう。

本編が存在してはじめて通じるネタ。作品のノリ。スピンオフはさいあく、本編ファンしか読まれない可能性もあるんじゃないかな…。

 

しかし「大室家」は、新規の方が読んでも面白いスピンオフではないでしょうか。ゆるゆり本編も面白いのですが、どちらか、というと私は本編よりも大室家が好きかもしれません。

そんな ゆるゆりファンは結構いるのでは?

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大室家2 なもり 株式会社一迅社 初版 P68

大室家は、ゆるゆりに登場する「大室櫻子」 の家族 (大室家) の主軸にしたスピンオフであります。

大室家は次女の櫻子、高校生の長女「撫子」、小学生の三女「花子」の3姉妹が登場。

トラブルメーカーの櫻子を中心に、喧嘩はするけど仲が良い…。そんな姉妹愛であったり騒がしいけど楽しい日常生活が魅力的。

 

また、長女の撫子と三女の花子、高校と小学校の学校生活も描かれいます。

小学生の花子側は女の子同士の可愛らしい日常が。

高校生の撫子は女性同士の恋愛を匂わせるシーンがあり、少し大人の関係性を感じさせます。

 

一方で次女の櫻子はというと…

彼女は撫子と花子の日常生活を乱す乱気流のような、まさしくトラブルの元凶、大室家の平穏を騒々しくて楽しいものにする存在に描かれているきがしますw

 

ですから、本作の主人公であるはずの櫻子が、実は脇役のように映るんですね。

その現象は、撫子や花子のキャラクターを良く掘り下げて書かれている点。

両キャラクターの学校生活とご学友との交流が丁寧に描かれているから、櫻子が脇役に映るほど、キャラクター然り、物語がしっかりしているんだと思います。

 

 

私は大室家を読むまで櫻子が好きではありませんでした。

 

だがしかし、大室家を読んで、櫻子がかなり好きになった次第であります。

 

櫻子はトラブルを起こすけど、なんだかんだと大室家に居なくてはならない存在。

大室家の 撫子>花子>櫻子  という力関係も面白いし、時と場所を選ばすに溶け込めるコミュ力は羨ましい。

本作でも、そのコミュ力や行動力、おバカに見えるようで実は考えている…ようにみえて、やっぱりおバカなのが素敵なのですw

 

スピンオフって、本編では気づかなかったキャラクターの魅力を発見できるのが利点。

その利点プラス、大室家は良い方向でスピンオフらしくない完成された作品ではないでしょうか。

 

ゆるゆりを知らない方でも楽しめる

そんな作品だと思います!