キリンリキのしっぽのアレが考える

ひらめきはつめちゃん 1

[まとめ買い] ひらめきはつめちゃん

【タイトル】 ひらめきはつめちゃん

【作者】 大沖

【形式】 4コマ

【連載誌】 月刊コミックブレイド 全6巻 ※連載終了

 

【感想】

平目木はつめ (7才) は発明家の父をマネして不思議な〝ハコ〟を作る。

このハコは専用のネジをはめることで、人工衛星と受信できるといったハイテク機能はもちろん、雑巾を絞ってその絞った雑巾を広げてくれるなど、ちょっと素朴で誰が得するのが分からない様々な機能を発揮します。

 

本作は天才小学生の平目木はつめと、発明家の父はつのり、別に父親の収入を少ないから会社で働いているわけではない母めいこ の平目木家、いとこで独特の感性を持つケイちゃん、何かとハコを誤解しているクラスメイトのタク君からなるハートフルギャグ物語らしい…。

 

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本作で特に素晴らしいと感じたのが、平目木はつめを取り巻く環境です。

はつめちゃんのクラス担任である早川あきら の良い方向で大らかなな対応であったり、突拍子もないことを発言してくる はつめ の意見を否定せず、「そんな考え方もあるね」と前向きに捉えてくれるキャラが多いんですね。

 

例えば第1巻で、絵日記に車の絵を描いたはつめに父親が「どうして車なんだ?」と聞くと「描きたかったから」と答える。

また、第2巻では「今日は外で写生をするから、なんでも好きなものを書いてね」と早川先生を言うと、「干からびた虫とかでもいいの?」とはつめが質問する。すると先生は少し考えて「ギリギリOK!」とグッドサインを出す。

 

こんな微笑ましい光景が随所に描かれており、はつめの純粋・真っ直ぐとも呼べる感性がさらに伸びるような関係性が保たれていると思います。

 

ちょっと大げさかもしれませんし、大沖先生はそこまで考えて本作を描いていないはずです。

だけど、誰かと違うことを発言・行動するとみんなと同じように強制される、または弾圧される。そしてユニークで将来きっと役立つ個性を潰しにかかる出来事が、どこでもそうですけれど多い気がします。

 

そんな嫌になってしまう事柄を、気はないにしろ玉砕して木端微塵にしてくれる。晴れやかな気持ちにしてくれたのが本作の凄い所だと思います。と、勝手に評価していますw

 

なにより終始笑顔のハコを見ていると癒されますし、突拍子もないことが起きても「ま、いっか!」「そんなこともあるよね、仕方ないね~」とプラスになる適当さにも是非、注目してみてください。

 

ハマる読者を選ぶ作品ですが、多くの方にオススメしたい4コマ漫画です!